【昭和の母は強かった!】「かあちゃんのせんたくきっく」【こんなかあちゃんになりたい】
「今年の新入社員は何と平成生まれ!」
のニュースを聞いておどろいていたのも今は昔。
先日はTVをきっかけにtwitterで「平成レトロ」という言葉が話題になっていました。
平成すら!!レトロ!!!(混乱)
昭和生まれとしては思わず遠い目になってしまうトレンドですが、
わが子は平成に加えて昭和を知らないまま大人になるんだなあと思うことも確かに増えてきた今日このごろ。
そんな母が読んであげたい昭和懐古な絵本がこちら、
「かあちゃんのせんたくきっく」です。
※ネタバレがありますのでご注意ください。
作者は?
→絵本ナビさんのアプリで試し読みもできます♫
あらすじ
がぁーががが
おんぼろせんたくきがうごかなくなった。
そんなときはかあちゃんのでばんだ!
せんたくキック!
かあちゃんのキックが
せんたくきにめりこむと、
ぐい~んぐい~んとうごきだした。
どんなおんぼろでも きあいいっぱつでなおす、
うちのかあちゃんの おはなし。(原文要約)
ブラウン管TVで育った昭和生まれなら思わず
「なつかしい!」と言ってしまうこと間違いなしの一冊です。(笑)
おすすめポイント
1.母ちゃんの躍動感がすごい
何かしら家電が壊れる→母ちゃん登場★
のパターンのくり返しなのですが、母ちゃんの動きがバラエティに富んでいるので全く飽きません。
下まつげとちょっぴりむっちりした手足が
何ともチャーミング!
ワイルドなアクションシーンが多いのに
パステルカラーのドットワンピ&パンプスといういでたちなのもギャップ萌えポイント(笑)
絵の具をたっぷり含んだ筆で一気に描いたような曲線の勢いと、ぽってり塗られた淡い色のまろやかな雰囲気が母ちゃんのキャラクターをよく表していてとってもかわいいです♫
「テレビチョップ!」「れいぞうこパンチ!」
「やぁードライヤヤヤヤー!」
など、独自のかけ声もお茶目。
次は何が壊れるの?(ひどい)と、ページをめくるのを楽しみにしつつ、
絵本の中の「ぼく」と同様、
たのもしい母ちゃんをうっとり眺めてしまいます。
2.親子で昔話で盛り上がれる
薄型TVしか見たことがない娘は、
絵本の迫力に爆笑しながらも
「TVを・・たたいて・・・いいの??」状態(笑
「昔は箱みたいな厚いTVでね・・・なんなら、じいちゃん達が子どもの頃は白黒だったしね。」
「洗濯機も二層でね・・・」
「ファミコンのカセットに息吹きかけたりね・・・」
など、私と夫のしみじみ昭和話が始まると
楽しそうに聞いていました。
また、その後博物館に行った際には
民俗資料ジャンル「むかしの暮らし」コーナーで実際のブラウン管TVや黒電話を見つけ、
「昔はこんなだったんだねー!」とのコメント。
昔って。
となりのトトロに「近所の家で電話を借りる」
というシーンがあったときもおどろいていましたが、
子供から見るとこういった昔のくらしは意外と興味深いよう。
昭和文化に関心を持ついいきっかけになったかなと思います。
3.素敵なオチ
家の外でもかあちゃんの活躍はつづき。
帰宅すると、とうちゃんがおんぼろせんたくきのように「がぁーががが」といびきをかいています。
母ちゃんのキックが飛びでるんじゃ、と焦る僕。
さてさてどうなる!
ラストシーンはぜひ自分で確かめていただきたいのですが、読み終わった後はきっと心が温かくなるはず。
こんな母ちゃんになりたいなあと思いながら
母の日が近い今の時期に読んでみてほしい、おすすめの一冊です。
何歳から読める?
字が少なくアクションで魅せるタイプの絵本なので、
2歳くらいの早い時期から読めると思います。
5,6歳くらいの子と昭和の話をするのも楽しいですよ♪
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kanimai-ehon-yomikikase.hatenablog.com
【おまけ】
家電はすっかりイマドキな我が家ですが、
米だけはこだわってアナログに土鍋で炊いてます。
土鍋で炊いたご飯は炊き立てはもちろん冷めてもおいしいのでお勧めですよ~♪
研ぎ始めてから1時間で炊けるので、食事の支度の最初に研いで他のおかずと一緒にコンロにかければOK。
炊き上がった後もしばらく保温してくれます。そのまま食卓に出してもかわいい見た目なのも嬉しいポイント。
おもてなしに炊き込みご飯などを炊いてそのまま出すのも喜ばれますよ♫
万が一フタを割っても、フタだけ買い直すこともできます。
私は一度買い直しました。(笑)