【あなたにはこのサイ、見えますか?】人気絵本「パンケーキをたべるサイなんていない?」【4歳・5歳・6歳】
いよいよ7月も中盤。
夏休みが…やってくる…(白目)
という思いでカレンダーを眺めているお母さんも多いのではないでしょうか。
私はもちろんその一人です。(笑)
子どもとゆっくり過ごせるのも小さいうちだけ…とはわかっていても、毎日延々話しかけられるのも時にはつらいもの。
そんな気分の時にあえて読んでほしい絵本がコチラ
「パンケーキをたべるサイなんていない?」です。
子どもの話を右から左に聞き流していると、
この絵本のようなことがおきるかもしれませんよ…
※ネタバレがありますのでご注意ください
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作者は?
アンナ・ケンプ 作
サラ・オギルヴィー 絵
かどの えいこ 訳
BL出版
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あらすじ
「ねえ、おかあさんやおとうさんが、ちっともはなしをきいてくれない、っておもったことない?」
デイジーがどんなはなしをしても、パパとママはいつも適当な相槌をうつだけ。本気で取り合ってくれません。
そんなわけで、ある日家に大きな紫色のサイがやってきてパンケーキを食べちゃった時も、だれも話を聞いてくれませんでした。
パパとママが気づかないうちにどんどん仲良くなるデイジーとサイ。
そしてある日事件が起きて・・・
おすすめポイント
いきなり主人公デイジーのグチから始まるこの絵本。
パパとママが全然話を聞いてくれない!!という不満をつぶやくデイジーの姿に、自分も子どもの話を聞いてないかも…と思わずウッとなってしまいます(笑)
突然家に大きな紫のサイが現れた時も
「ママ!ママ!おおきな…」
「パパに言いなさい。きっとマグカップの中に入れて、窓からポイッと捨ててくれるわ」
デイジーをチラリとも見ず&話も最後まで聞かず、どうせ虫の話でしょと決めつけて電話を続けるママ。
一見ひどいようですが、よく考えると自分もほぼ同じことをよくやっているわ…と考えさせられます。
「デイジー、わからないの?わたしたち、いそがしいのよ。」何度言ってもデイジーの話を信じてくれず、サイにも全く気付かない両親に失望して悲しむデイシーを仲良しになったサイが慰めてくれます。
もしかしてこのサイ、親がほっとき過ぎたせいで現れたイマジナリーフレンドなのか?と読みながら思いましたが、考えすぎでした(笑)
この後事件が起きて、デイジーの話していた通りサイはほんとにいたんだ!
と、さすがの両親も気付きます。
事件が起きるまでデイジーの話を本気にしていなかったというのもこれまた皮肉が効いてますね(汗)
そしてサイは本当にいるべき場所に戻り…
デイジーの話が本当だったと気づいたパパとママも、心を入れ替えて少しづつ変わっていくという展開のハッピーエンドを迎えます。
「サイに気付かないパパとママ」のシーンがコミカルで笑えるので親子で楽しく読めるこの絵本ですが、「パパとママは何もわかってない」「どうせ期待しても無駄」というニュアンスの描写もよく見るとたくさん出てきます。
読者に語りかける形で始まる冒頭シーンといい、「大人って子どもの話をきいてないよね!やになっちゃうね!」と子ども同士で愚痴を言い合うような、ちょっと大人には耳が痛い世界観の絵本になっていて、この雰囲気が少しマセてきた子には心地よいのかなと思います。
まさにママにべったりの幼児期から、大人を少しずつ客観的に見だす児童期にピッタリのこの絵本。
自分がそうだったように、子どもも「親も完璧じゃないし絶対じゃない」といつかは気づくんだよね…それが成長…(泣)といろいろ考えさせられる人気の一冊です。
長い夏休みを迎える前に自らを省みるべく。ぜひぜひ読んでみてくださいね!
何歳から読める?
文章もやや長めですし、大人っぽい子で4歳以上くらいのお子さんは面白いと思うのかなと思います。
「さっきといってることちがうじゃん!」「ママだって○○することあるでしょ!」みたいな反論ができるような子はきっと気に入ると思いますよ。(笑)
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