【がったんもにょーん♪と可愛く登場】「いもむしれっしゃ」にしはらみのり【春の読み聞かせにおすすめ】
自分は虫が苦手だけど子供は虫に興味を持ち始めたみたい…
今回はそんなお母さんにおすすめの絵本
「いもむしれっしゃ」を紹介したいと思います。
あたたかくなってきて自然散策もしやすくなった今の時期にぜひ読んでみてほしい一冊です。
※ネタバレがありますのでご注意ください
作者は?
作・にしはらみのり
出版社 ・ PHP研究所
可愛い虫達が活躍する絵本をよく描かれている
にしはらみのりさんのデビュー作です。
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あらすじ
「がたん もにょん がたん もにょん」
バッタのサラリーマンやテントウムシの子供、
いろんな虫のお客さんを乗せていもむしれっしゃは出発します。
原っぱや畑はもちろん、土の中まで!
虫たちが楽しそうにくらす街の中を走り抜けるいもむしれっしゃ。
そして難所の木をなんとか登り終えて枝を通っているその時…事件が!
果たしていもむしれっしゃは無事に終点にたどりつけるのかな?
おすすめポイント
・図鑑並の細かい描写
この絵本最大の見どころは何といっても
「虫への愛にあふれた描き込み」!!!
擬人化されたたくさんの虫たちが、
形も色もそのままに細部まで生き生きと描かれています。
写真並みにリアリティがあるので、
「この虫は何だろう?」と気になったものは
子供と図鑑でしらべたりもしていました。
虫の絵本というとテントウムシやチョウ、アリなど子供に人気があってメジャーな虫をメインに書かれることが多い気がしますが、
この絵本ではアブやガ、カメムシなど嫌われがちなものまでとにかくたくさんの種類が平等に登場します。
それでも心の底から「かわいい!」と言える世界になっているのは、明るい色使いと適度なキャラクター化のなせるワザ。
作者の自然に対する愛情深いまなざしが伝わってくるようですね。
おかげで虫が苦手なお母さんでも、安心して子どもと虫の世界に浸ることができます。(笑
・人間そっくり!小ネタの数々
虫たちがそのまま人間そっくりのくらしをしているのも面白いところ。
見開き一面にびっしり描き込まれた各駅のシーンでは、その場所にまつわる小道具や小ネタがたくさん!
駅のホームにはコガネムシの
「コガネ銀行」の看板。
ブロック塀のブロックがつまれた
「はらっぱだんち」
モグラやミミズが住む地下街には
「サングラス屋さん」
カブトムシの空飛ぶ「タクシー」ハサミ虫の「床屋さん」・・・
などなど、
なるほど、上手い!と大人もうなってしまう設定がこれでもかと詰めこまれています。
一度お話を楽しんだ後にまたゆっくりながめて、
「これなんだろう?」「手がハサミだから床屋さんなんだね。」
「モグラさんは暗いとこに住んでるからまぶしいのが苦手なんだね~」
など絵本の世界に浸りながら子供とおしゃべりをするのも楽しく、
一冊で二度楽しめる絵本だなあと思います。
何歳から読める?
4~5歳から、と裏表紙に書かれていますが、
あらすじはシンプル&文章量も多いページで4,5文程度なので3歳くらいからでも読めると思います。
駅や電車の仕組、細かいネタの理解ができるのは4~5歳かな?というイメージです。
まとめ
私は特にこの絵本の絵のすばらしさに惚れ込んでいますが、初めて読んだ3歳当時娘の一番のお気に入りポイントは
いもむしれっしゃの動く「がったんもにょーん」のフレーズでした。(笑
その後何回も読むうちに絵の細かいところまで気にして見るようになり、理解できることも増え、本を通して娘の成長を感じます。
「こんな虫、はらっぱにもいるかな?」と話しながら今の時期にぜひ読んでみてほしいおすすめの一冊です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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