【こどもと爆笑・禅問答】思考を鍛える絵本「これはボール」【4才・5才・6才】
お子さんがいる方ならば
「○○」ってなあに?
という質問に困った経験がおありではないですか?
困る理由はいろいろですが、
そぼくな質問にかぎって答えるのが難しかったりもするもの。
例えば「ボール」の定義は何でしょう。
もしも子供に聞かれたらちゃんと説明できますか?
読み聞かせる大人にもそんな一石を
投じる、オーストラリア発の人気作
「これはボール」
を本日は紹介したいと思います。
※ネタバレがありますのでご注意ください
作者は?
ベック スタントン&
マット スタントン 作
よしはら かれん 訳
永岡書店
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あらすじ
「これはボール」という文に添えられて
いるのは四角いブロックの絵ー。
この本には全編に渡ってイラストとは
明らかにズレた説明が羅列されています。
(表紙折り返しより抜粋)
タイトルにもなっているこのボールの
例に続き、
「これはいぬ」の文の隣にはゾウの絵。
「これはあおいじてんしゃ」の文の隣
にはきいろの車の絵。
…という具合に、ズレた組み合わせが
次々現れるというのがこの絵本のコンセプト。
子供の「え~ちがうよ!」にどう切り返すか、読み手の技量も問われる一冊です。
おすすめポイント
「考え、表現する力を養う絵本」
という帯のキャッチコピーの通り、親子の対話を通して
「自分の考えを言語化する」
きっかけを与えてくれるのがこの絵本最大のポイント。
「これ、まちがってるね!笑」というこどもに
「なぜまちがっていると思う?」
「じゃあ、○○って何かな?」
と聞き返した瞬間、表情が変わって
一生けんめい考えだすのがわかります。
横顔を見ながら、笑いをこらえるのが
大変です。(ひどい)
例えば、緑のモンスターの絵の隣には
「これはしあわせそうなおひめさま」
子「え~??これ、おひめさまじゃないよね??(^^)」
母「なんで?ケロケロ星のおひめさまかもよ。ママはこのこ可愛いと思う」
子「えっ(・〇・)」
という具合。
・・・ぶ、
こどもなりに一生けんめい考えて親を
説得しようとするのがかわいくて、
ついついいじわるな切り返しをしてしまいます。
「同じものを見ても、みんなが自分と
同じ事を考えているとは限らないこと」
「自分の言葉で考えを表現する
(そしてそれが相手にきちんと伝わる)
事の楽しさと難しさ」
多様な価値観が共存するこれからの
時代に必要な視点をそっと教えてくれる
おすすめの一冊です。
何歳から読める?
字は少ないので、読むこと自体は3才
でもできそうですが、理屈を考えて
説明できる年となると成長が早い子で
4才以上かなと思います。
一番楽しめるのは、思考力の芽生え
はじめ5・6才くらいだと思うので、
そのくらいのお子さんをお持ちの方は
ぜひ一度読んでみてくださいね♪
うちの娘も、来年読んだらもっと
すらすら説明するようになってるかも
と思うとちょっとさみしいです(笑
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